彼岸花は毒花って本当なの?

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秋のお彼岸の時期になると真っ赤な花を咲かせる彼岸花。
田んぼのあぜ道に植えられていたり、群生してる場所もあったりで、ハッと目を引く美しさです。
別名、曼珠沙華。(まんじゅしゃげ)
なんだかミステリアスな呼び名で、ちょっと不気味なかんじです。

彼岸花は毒花と聞きますよね?
毒花と言われるのは、この鮮やかな色と名前のせいでは?
きっと、派手な見た目からくる迷信でしょう?と思っていましたが、

実際、彼岸花(曼珠沙華)には毒があるんですよ。
しかも、死に至るほどの毒が。

幼いころ、母に、「彼岸花は触っちゃダメ」とキツク言われてました。
どうやら迷信ではなかったようです。

ヒガンバナの毒について調べてみました。

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彼岸花の毒について。

全草有毒で、特に鱗茎にアルカロイド(リコリン、ガランタミン、セキサニン、ホモリコリン等)を多く含む有毒植物。経口摂取すると吐き気や下痢を起こし、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもある。

wikipediaより

 

花、茎、根、葉、全てに毒を含んでいますが
特に、鱗茎と呼ばれる球根の部分に有毒成分が多く含まれています。

鱗茎一つに15mgのリコリンが入っており、
この15mgのリコリンは、なんと、ネズミだと1500匹の致死量に相当するのです。

根の部分はもちろん、花や茎など、
子供がおままごと遊びで
間違って食べないように教えてあげないといけませんね。

切り花にする時なども注意が必要です。
手に付いた草の汁に気付かず、うっかり口元に・・・
なんてことになりかねません。

ヒガンバナの毒を利用してモグラ除けに

ヒガンバナを田んぼのあぜ道で見かけるのは
モグラやネズミから作物を守るためです。
動物は毒を察知して近づかなくなるのだそうです。

食用に用いていたことも。

こんなに怖い彼岸花ですが
日本が貧しかった時代には毒抜きをして食べていたこともあるんですって。

球根の部分はでんぷん質なので、工夫して食用にしたのです。
水にさらして、干して、を何度も繰り返して
毒抜きをし、食べていたのです。

薬としても用いられています

鱗茎は石蒜(せきさん)という名の生薬であり、利尿や去痰作用があるが、有毒であるため素人が民間療法として利用するのは危険である。毒成分の一つであるガランタミンはアルツハイマー病の治療薬として利用されている。

wikipediaより

深まる秋を予感させる真っ赤な彼岸花。
ほんとうに毒花だったとは。
必要以上に怯えることはありませんが
できるだけ触らないように、もしも触ったら、
手をしっかりと洗うように、口にいれないように、と

好奇心旺盛な子供たちに伝えないといけませんね。

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